賃貸物件では太陽光発電があるのか
賃貸物件探しをするときに太陽光発電ができるのが良さそうだと思う人もいるでしょう。電気代を抑えられることに加えて、災害対策にもなるというメリットがあります。ただ、賃貸物件を探してみても太陽光発電ができるものが見つからずに悩んでしまう人もいるでしょう。注文住宅では自由に太陽光発電をするかどうかを選べますが、建売住宅でも太陽光発電ができる仕様になっているものもたくさんあります。しかし、賃貸住宅では太陽光発電を利用できるものは見当たらないのが実態です。これは太陽光発電システムの所有者が賃貸物件の所有者と一致してしまうからです。固定価格買取制度が適用されるのも所有者になっています。賃貸をすると精算が複雑になるため、一般的には太陽光発電を利用できません。
賃貸物件で太陽光発電はできるのか
賃貸物件に新たに太陽光発電を導入して利用できるのかという疑問が生まれる人もいるでしょう。これについてはオーナーとの交渉次第では実現できます。マンションのベランダや一戸建ての屋根の上などに太陽光発電パネルを設置して運用させてもらえれば太陽光発電がある生活を営めます。退去するときにどうするかが問題になるので協議しておきましょう。太陽光発電システムは譲渡できるので、退去時にはオーナーに買い取ってもらうという方法がまず挙げられます。それに応じてくれない場合には原状回復義務を負っている借り手が太陽光発電システムを撤去しなければなりません。撤去に費用がかかることも考慮すると、オーナーが買い取ってくれるなら導入するというのが賢明な判断です。
太陽光発電の価格はメーカーによって多少の幅がありますが、1kWあたり24万円から35万円が平均で、設置価格の目安は120万から170万円になります。